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起立性調節障害 専門カウンセリング

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セラピストチューター

心と身体を改善サポート

カウンセリングと家庭教師‼

Little Girl with Paints


Orthostatic Dysregulation

- 起立性調節障害 -

Low blood pressure Hypotension  written on a book. Medical concept.

あなたはいくつ当てはまりますか?

立ちくらみやめまいがある

立つと気分が悪くなる

入浴時や嫌な事で気分不良

少し動くと動悸や息切れ

朝起きれず、午前中調が悪い

顔色が青白い

食欲がない

お腹が痛くなりやすい

すぐ疲れやすく、だるい

頭痛や片頭痛がある

乗り物に酔いやすい

上記の3つ以上が当てはまると起立性調節障害の可能性が

あります

起立性調節障害は身体の病気(体質)です。

ですが、周囲から「怠けている」「精神的に弱い」などと勘違いされてしまい、ますます困ってしまいます。


身体の問題

心理的な問題

社会環境の問題


これらの問題を根本から改善しないと、大人になっても苦しい状況が続くため早めの解決が必要となります。


朝起きられないだけじゃない

- 主な症状 -

Woman in Gray Tank Top Lying on Bed

身体的な症状

めまい・立ちくらみ

だるい・疲れやすい

動くとすぐ動悸・息切れ

頭痛・片頭痛・頭が重い

気持ち悪い・吐き気

過敏性腸症候群

肩こり・首こり

冷え症・月経不順

など

精神的な症状

やる気がでない・無気力

集中力低下

すぐにイライラする

自己否定・自信喪失

気分が重い

対人恐怖

食欲がでない

グルグルと考えこむ

将来不安

など

Woman Walking in the Nature

社会的な症状

不登校・ひきこもり

昼夜逆転

成績・学力低下

対人関係スキル低下

将来設計がうまくいかない

外出不足・体力低下

ゲーム・スマホ依存

周囲から勘違いされる

など


重なりやすい

- 似たような病気 -

※ このような病気と鑑別するため、またはその他の病気が隠れているかもしれないため、必ず専門の病院(小児科・心療内科)を受診しましょう。

統合失調症


統合失調症は妄想や幻覚が現れる陽性症状と、意欲や感情が乏しくなり、記憶力や理解力が低下する陰性症状があります。この陰性症状が起立性調節障害の症状ととてもよく似ています。

うつ病


気分が落ち込む、食欲がない、夜眠れない、だるい、などの症状が共通しています。しかし、起立性調節障害の場合は午前中に症状が強く、午後からは症状が回復して元気でいることが多いです。

双極性障害


調子が悪いときと、元気なときがあることが共通しています。明らかに躁状態が強いⅠ型と躁状態が軽いⅡ型があり、うつ病と同様に調子が悪いときも非常に見分けがしにくいのが特徴です。

AD/HD(注意欠如・多動症)


落ち着きがなくじっと座っていられなかったりする多動や、つい勝手にぼーっと違うことを考えてしまう不注意が特徴です。ついイライラしたり、ぼーっとしてしまうことが共通しています。

過敏性腸症候群


緊張や不安などのストレスに反応して腸が突然勝手に動き出し、お腹が痛くなってトイレへ行きたくなる症状です。トイレにいってもなかなか排便されずスッキリしないこともあります。

発達障害


生まれつき脳の働き方が異なっているのが発達障害の特徴です。情緒や行動をコントロールできないことが共通しています。




今までは何でもなかったのに

- いつから? -

思春期から始まる


第二次成長期が始まる小学校高学年から中学生の子どもが最も多く発症します。この時期の子どもの5%~10%(40人クラスの場合2人~4人の割合)が発症するため決して珍しい病気ではありません。


思春期まではゆっくりと心身を成長させる時期です。そして、思春期になって急激に身体が成長しますが自律神経はまだゆっくりと成長しているため、この時期は身体の成長に自律神経が追いついていない未熟な時期なのです。この身体と自律神経のバランスの悪さが症状を発症させています。


そして、思春期の時期は悩みやストレスを乗り超えることによって自律神経を成長させるトレーニング期間となっています。


思春期が終わるころ(20才前後)には、身体と自律神経のバランスが整ってくるので、多くの場合徐々に症状が軽くなっていきますが、大人になってもなかなか改善しないこともあります。

Two Friends Having Fun at the Rooftop


心と身体のバランス

- 放っておいたら -

起立性調節障害は早めに改善しないと、

人生がどんどん不利になってしまいます

Couple's Hands Holding on Blurred Outdoor Background

人間関係が苦手で社会性が伸びない

他人からの評価にすごく敏感になり自分ではどうしていいかわからなくなってしまいます。すると、人と接する場面がすごく怖くなったり不安になったりするので、人と関わることから避けようとして、やがて自分の居場所がなくなって自立が難しくなります。

Write on paper

学力が伸びない

学校を休みがちになり勉強についていけなくなって、希望の高校・大学へ進学することが難しくなります。すると、将来やりたいことの選択肢がどんどん狭まっていき、これから先の人生ずっと「やりたいことができない」と繰り返し後悔をしやすくなります。

Unhappy Teen at Home

周囲に振り回されて不幸

脳は自分でコントロールできないことに不幸を感じます。起立性調節障害は季節や天気、時間、そして人間関係にも振り回されてしまう体質と性格なので脳は常に不幸を感じやすいです。放置しておくと大人になっても自信が持てず、ずっと人生を悲観しやすくなります。

Depression

うつ病と間違われやすい

起立性調節障害はうつ病によく似たが現れますが「うつ病」とは違います。そのためうつ病の薬を飲んでも症状があまり改善されません。ひどい場合には10年20年とうつ病の薬だけが増えていくばかりで、その間の人生の大事な時間が失われることも稀ではありません。

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楽な選択をしがち

心も身体もいつもしんどいので、部活やアルバイト、受験、就職、結婚などなるべく楽な選択肢を選びやすくなります。負担を軽くするのは大事なことですが、楽な方にばかりいくと自分自身の成長を感じられにくくなって、自分の人生をあきらめたりしやすくなります。

Aさん 女性・26才

Back View Of A Woman

中学2年生 GW明けに発症

特に今までどこも悪くなかったのに、突然朝起きられなくなりました。身体がすごくだるく、学校へ行こうとすると気分が悪くなって吐き気もします。 自分も家族も、なんで調子が悪いのかわかりません。それからしばらく学校も休んでしまいまい勉強にもついていけず、受験をどう乗り越えていいかわからなくなりました。

高校生でも続く不調

なんとか高校は入学できましたが、またGW明けから体調悪くなってしまい、何度かまた学校を休んでしまいました。授業の進み方が早いため、休むと全く理解できず、友だち付き合いも精神的にかなりしんどかったです。高校でやりたいことも自分の居場所も見えなくなったので2年生の途中で高校を退学しました。学業は通信高校で何とかなりました。勉強の方はまあまあでしたが、勉強時間以外はずっとスマホいじってたりYouTubeで動画みてたり。いったい何してたんだろう。あまりこの時期のことは振り返りたくありません。

続かない大学生活

こんな自分でも大学へ入学できたのはけっこううれしかったです。ですけど、友だちがなかなかできなかったので、一人だけで過ごすことが多かったです。授業は面白かったけど、朝はつらくて遅刻することも多く、単位もギリギリ。なんだか思ってた大学生活と全然違ってました。結局大学がツラくなってしまったので途中で中退してしまいました。大学を辞めてからは、とりあえずアルバイトを週2,3日していました。けれど、どうしても2週間くらいするとツラくなります。仕事中は作業に集中できるからいいけど、休憩時間に他の人と何を話していいかわからなくて、とても気まずい空気に。体調不良で休むことも増えて周りに迷惑をかけちゃうし、結局、1か月もしないでアルバイトを辞めてしまいました。それから、また新しくアルバイトを始めては、体調不良ですぐに辞めてしまい、しばらく休んで、また新しくアルバイトを始めて、というのを何度も繰り返していました。

なんとか就職できたけれど

事務職としてなんとか就職できました。けれど、仕事に慣れてないせいか先輩にしょっちゅう当たられてしんどかったです。仕事の疲れもなかなか取れなくて、朝出勤する前には、気持ち悪くなるし、頭痛もひどかったです。生活していくために仕事は休めないし、職場では先輩に怒られるし、もうどうしていいかわかりません。結局、その職場には耐えられなくて、1年とたたずにやっぱり辞めてしまいました。

今のまま、調子が悪くて、仕事も続けられない状態がずっと続くのかと思うと、「これから先どうしよう」という心配が止まりません。ちゃんと仕事に就かなかったら自立できないし、友だちや親戚にどんな目で見られるか、とても不安になります。早くこのツライ状況から抜けたいです。


不調が続く理由

- 原因 -

自律神経の働きが不安定

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、心臓を動すことや体温の調整など自分で意識しなくても勝手に働いてくれる、生命の維持に不可欠な神経です。


通常は立ち上がった時、脳の血液が重力によって下半身の方に移動しないように、血管をキュッとしめる(血圧を上げる)交感神経が瞬間的に働いて、立ちくらみを防いでいます。

 

ですが、起立性調節障害の場合、立ち上がっても交感神経が働きにくいため、脳の血液が重力にしたがって下半身の方へ移動してしまい、脳に血液が足りない「脳貧血」状態になり立ちくらみが起こります。

慢性的に脳貧血

起立性調節障害の方は自律神経を調整することが苦手な体質なため、立ちくらみのような脳貧血状態が日常的に起こっています。


問題は「朝起きられない」ことや「立ちくらみ」だけにとどまりません。


いつも脳貧血のような状態だと身体の調整だけでなく、感情のコントロールや集中力の持続が難しくなったり、ちょっとしたことでもイライラしたり、他人とのコミュニケーションに疲れやすくなったりします。


脳血流不足が影響

- こんなことがつらい -

Student.

学生のときでは

  • 不登校・休みがち
  • 授業中にねむくなる
  • 勉強したいけど、集中できない
  • 授業の理解・記憶ができない
  • なんとなく学校が疲れる
  • テストができなくてツラい
  • 友だちと一緒にいるのがおっくう
  • 部活が疲れる・しんどい
  • 何でも自分が悪いと思ってしまう
  • 人と比べてしまって苦しくなる
  • やりたいことができない自分にストレス
  • 家に帰ると寝てばかり

など

Two Businessmen Negotiating a Contract

社会人のときでは

  • 会社に行くのがつらい
  • 人と会うのが怖い
  • 仕事中にぼーっとすることが多い
  • 自分への評価が気になって動けない
  • 怒られないように気を配って精神的に疲れる
  • いつ退職しようかと考えてしまう
  • 肩こり・首こり・冷え症
  • 休みの日は寝てばかり
  • 過去の失敗をずっと考えてしまう
  • 将来の心配ばかりしてしまう
  • 趣味に意識を向けられない
  • ちょっとしたことでイライラする

など


できることから始めよう

- 改善の仕方 -

起立性調節障害の理解

Acer Chromebook on the white desk

起立性調節障害を正しく理解することで、自分の身体に何が起こっているのかがわかって安心することができます。自分で自分の体質にあった過ごし方を選んでいくと、余計なストレスを感じにくくなり、より改善も早くなっていきやすいです。


インターネットで調べてみたり本を読んでみることにに加えて、医者や心理士などの専門家にアドバイスを聞いてみることも大事になります。



運動療法・食事療法

Free Motion

比較的調子が良いときに、15分程度の軽い運動がおススメです。目的は血流を上げることなのでちょっと息があがるくらいの有酸素運動をします。外ではウォーキングや水泳、家の中ではストレッチや軽い体操などが良いでしょう。


血流量を上げるためには、1日1.5~2.0Lの水分を意識的にとることが必要です。また、基本的に低血圧になりやすいので、高血圧の場合と反対に塩分を1日10~12g取るように心がけます。


学校・会社との連携

School classroom in Japanese high school

学校でしたら担任や保険の先生、会社でしたら上司にきちんと相談しましょう。多くの人は、起立性調節障害のことをまだほとんど知りません。「怠けている」・「精神的に弱い」と勘違いされないように身体の問題だということを知ってもらうことが重要です。


必要なときは、病院で診断書を書いてもらい、対応方法なども併せて書面にしてもらうと理解してもらいやすくなると思います。




薬物療法

医者から適切な薬を処方してもらいましょう。根本は精神的な問題ではなく、血液循環の問題なので血圧を上げる薬を中心に処方してもらいます(メトリジンやリズミックなど)


病院は小さい頃から診てもらっている小児科に相談したり、起立性調節障害を専門に診ている心療内科を受診するようにします。


ただし、薬物療法だけで改善を目指すことはあまりおススメされていません。非薬物療法や運動療法、心理療法など複合的なアプローチをとる「全人医療」が必要となります。

環境調整

Model house

勉強や仕事のペース、人間関係のペース、体力のペースなど、なるべく無理しないでやっていけるペースを確保する必要があります。


スマホやゲームの時間の調整も必要です。わかっていてもなかなかやめられないものなので、使う時間を家族みんなと一緒にルールを決めてそれを守るようにしていきます。


また、普段の生活の中で調子が悪くても自分のことは自分で行える環境をしっかりと作っていくと、自己肯定感の安定につながっていきます。

心理療法

Nutritionist giving consultation to patient with healthy fruit and vegetable, Right nutrition and diet concept

カウンセリングを利用して、つらい状況を理解してもらったりアドバイスをもらえたり、カウンセラーに専門的な相談をすることが大切です。


また、認知行動療法や対人関係療法などの心理療法で、ストレスを生む考え方の修正や人との心の距離の取り方を改善することによって、ストレスによる脳の負担が軽くなり、自律神経にも良い影響を与えてくれます。





ひとりで抱え込まないで

- 周囲の接し方 -

Smile parent and child

心配・不安になりすぎない

つらそうにしていたり、不登校になってしまってもあまり心配しすぎたり不安になり過ぎてしまうと、かえって子どものストレスになります。子どもを信じて平常心でいることが重要です。

できることに注目

心配や焦りがあると、つい子どもの出来ないことを叱ってしまいがちです。たとえどんなに小さくても出来ていることに意識を向け、お互いの感情がマイナスへ向かないようにしましょう。

難しいときは親のカウンセリング

子どもの心配をすることは健全な反応ですが当然ストレスにもなります。一人で抱え込まず親がカウンセリングを受けることによって、子どもの接し方も変わっていき、子どもの成長につながっていきます。

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